―休むことに罪悪感があるあなたへ―
こんにちは。精神保健福祉士のおくやまです。
実は8月から育休を取得する予定です(早まるかも)。
そのため現在、少しずつ業務の引継ぎを進めています。
引継ぎをしながら、改めて考えさせられたことがあります。
それは、
「いなくても回る職場」は、本当に冷たい職場なのだろうか
ということです。
【自分がやらなければ】
育休取得に向けて引継ぎを進める中で、考えさせられることがあります。
それは、
「自分がやらなければ」
という考え方についてです。
もちろん責任感を持つことは大切です。
しかし、その気持ちが強くなりすぎると、
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自分しかできない
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自分が休むと迷惑がかかる
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まだ頑張れる
という考えにつながることがあります。
そして気がつけば、休むことよりも頑張ることを優先してしまう。
実はこうした考え方は、私たちが関わる利用者様からもよく聞かれるものです。
【休めない人ほど、真面目】
私たちが関わる利用者様の中にも、体調を崩してから初めて立ち止まったという方が少なくありません。
休めない人は怠け者ではありません。
むしろ責任感が強く、真面目な方が多い印象です。
例えば、体調不良で休む判断をしたにもかかわらず、
「休んだはずなのに、休んだことがずっと頭から離れなかった」
と振り返る方もいます。
本来であれば、体調を整えるための休みです。
それでも「迷惑をかけたのではないか」「本当に休んでよかったのだろうか」と考え続けてしまう。
休むことが苦手な方にとっては、休む判断そのものが大きなストレスになることがあります。
【本当に必要なのは“限界まで頑張る力”ではない】
仕事を続けるためには、頑張る力も必要です。
しかし、それと同じくらい大切なのが、
立ち止まる力です。
疲れに気づくこと。
助けを求めること。
休むこと。
任せること。
働き続けるためには、限界まで頑張ることよりも、自分の状態に気づきながら働くことの方が大切なのかもしれません。
【EXP立川で学ぶのは“上手な休み方”】
ここまで、「休めない人ほど真面目で責任感が強い」という話をしてきました。
では、そうした考え方や行動のパターンに気づき、少しずつ働き方を整えていくためには、どのような方法があるのでしょうか。
EXP立川では、認知行動療法をはじめとした様々なプログラムを実施しています。
認知行動療法では、自分の考え方のクセを整理します。
例えば、
「ちょっとしたミスでも気になってしまう」
「ヘルプを出したらダメな人間だと思われるに違いない」
「休んだらサボっていると思われてしまう」
といった考え方です。
また、SST(ソーシャルスキルトレーニング)では、
「何を相談したら良いのか分からない」
「どう声を掛けたら良いのか分からない」
といった悩みに対して、相談の仕方や頼り方を練習します。
さらに日々の振り返りでは、
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ストレスに気づけない
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調子が良いときほど、「今ならできる」「この勢いを止めたくない」と感じ、休むタイミングを逃してしまう
といったことについても一緒に整理していきます。
こうした取り組みは、単に就職や復職を目指すためだけのものではありません。
無理を重ねて体調を崩すのではなく、自分の状態に気づきながら長く働き続けるための練習でもあります。
私たちが行っている支援は、見方を変えれば
「上手な休み方を学ぶ支援」
とも言えるのかもしれません。
【休むことも、“働く力”】
そんなことを考えていたからこそ、今回の引継ぎを通して改めて感じたことがあります。
引継ぎを進める中で感じたのは、
「いなくても回る職場」は、
誰かが不要な職場ではなく、
誰かが休める職場なのだ
ということです。
私も安心して育休に入ることができます。
それは、一緒に働く職員を信頼しているからです。
働き続けるために必要なのは、頑張り続ける力だけではありません。
疲れに気づく力。
誰かに相談する力。
必要なときに立ち止まる力。
そして、上手に休む力。
これらも大切な“働く力”です。
「休みたいのに休めない」
「限界まで頑張ってしまう」
「頼ることに罪悪感がある」
そんな方にこそ、EXP立川で自分の考え方のクセやストレスのサイン、相談の仕方を一緒に整理していけたらと思います。
休むことは、働くことをあきらめることではありません。
また働き続けていくために、自分を整える大切な時間でもあります。




