就労移行支援は、65歳未満の障害のある方が一般企業への就職を目指して、必要なトレーニングや求職活動に関する支援を受けられるサービスです。また、休職中の方が復職のための準備やトレーニングを行うことも可能です。

就労定着支援は、一般企業に就職してから6ヶ月が経過した方を対象に、就労に伴う日常生活や社会生活の課題を支援し、安定した職場定着を促すサービスです。障害者雇用の場合は、職場定着に向けた企業担当者との調整支援もおこないます。

障害福祉サービスの利用料金は、前年度の世帯所得に応じて決まります。
たとえば、住民税が非課税の世帯では利用料の自己負担はありません。
詳細はご本人やご家族の所得状況によるため、以下の表を参考にしてください。

注１、3人世帯で障害基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万以下の世帯が対象
注２、収入が概ね600万円以下の世帯が対象
注３、グループホーム利用者は市町村民税課税世帯の場合、「一般２」となる

必ずしも障害者手帳は必要ありません。
ただし、申請時には障害の状況が確認できる客観的な資料が必要です。
主治医の意見書や診断書、自立支援医療受給者証などで代用できます。
詳細はお住まいの自治体の障害福祉課で確認することになります。

EXP立川では、「自分と向き合い、長く働き続ける力が身についた」と感じられることを卒業の目安としています。
実際に再就職された方の平均利用期間は約16か月です。
休職中のリワーク目的や経済的事情により、3か月程度で卒業される方もいます。
また、プログラムを通じて「復職」から、「再就職」へと目標を変更される方もいらっしゃいます。
在職中の「傷病手当金」など社会保障制度のご相談も可能です。
詳しくはお気軽にお問い合わせください。

ご利用中は「交通費支援」と「昼食支援」の制度があります。

・交通費支援　
　　1日あたり往復1,000円を上限に補助します（面接試験や職場実習の際も対象です）。
・昼食支援　
　　社会福祉法人SHIPのパン屋（就労継続支援B型事業所）で作っている美味しいパンを提供しています。

そのほか、EXP立川では障害年金の申請について専門機関のご紹介もおこなっています。また、休職中・退職後の傷病手当金や失業保険、生活保護などの制度についても精神保健福祉士がご相談に応じます。詳しくはお気軽にお問い合わせください。

フルタイム勤務を目指す方には、週5日のご利用を推奨しています。
ただし、心や体のバランスを整えるには個人差がありますので、焦らずスモールステップで目標に近づくことが大切です。
最初は「午前のみ」「午後のみ」から始める方や、「このプログラムだけ参加する」などの選び方も可能です。

また、「まずは週2回から」と仮の目標を設定し、実際の経験をもとに自分に合ったペースへ調整する方も多くいます。
EXP立川では、自分に合った無理のないペースで進めていただけるようサポートします。
詳しくはお気軽にご相談ください。

EXP立川では、専属スタッフが月1回の個別面談を行っています。
1か月の生活や気持ちを一緒に振り返ることで、自分の強みや課題を整理する力（セルフモニタリング力）を育てることができます。

スタッフは、動機づけ面接法や認知行動療法のトレーニングを受けていますので、プログラム外の個別のお悩みにも対応可能です。
また、病気や症状に応じてより専門的なカウンセリングが必要な場合は、外部のカウンセラーをご紹介することもできます。詳しくはお気軽にご相談ください。

EXP立川では、障害をオープンにして働くことを考えるプログラムを用意しています。
オープン・クローズ両方の働き方を経験したピアサポーターの体験談を聞く機会や、それぞれのメリット・デメリットを一緒に整理するプログラムもあります。
自分にとって最も納得できる選択ができるよう、スタッフと一緒に考えていきます。
詳しくはお気軽にご相談ください。

東京しごとセンターで定期的に行われる「職場体験実習面談会」へ、支援スタッフと一緒に参加することで、実習先企業の紹介を受けられる機会があります。

実際の職場で身につけたスキルを試したり、通勤距離の感覚をつかんだり、希望する職種との相性を体験できる貴重なチャンスです。
実習中の評価が高く、そのまま採用に結びつくケースもあります。

社会福祉法人SHIPの相談支援専門員や、地域の他事業所の相談支援専門員をご紹介することが可能です。
また、ご自身で作成されるセルフプランの作成支援もおこなっています。
EXP立川でのご利用がスムーズに進むよう、スタッフがしっかりサポートします。
詳しくはお気軽にご相談ください。