こんにちは。
EXP立川のピアサポーター、こばやしです。
私は適応障害の経験があり、完璧主義の心配症。おまけに好奇心旺盛で、考えるより先に走ってしまうこともしばしば。
そんな私が今、悩んでいるのが“息子の進路”です。
息子は特別支援学校の高等部2年生。
学校からは企業就労を勧められています。
今年に入り、6か所のB型事業所と3社の企業見学をしました。
EXP立川でも行っている「就労選択支援」も学校から勧められています。
制度は分かっているつもりでした。
でも――
支援者として「分かる」ことと、親として「選ぶ」ことは、まったく別物でした。
「おすすめ」って、誰にとって?
私の住まいがあるF市のとなり、N市での見学。
地元ではとても有名な社会福祉法人Aの施設見学会に同席しました。
会場には、利用希望の本人様やご家族様、特別支援学校の進路指導など100名近い見学者。
その席で法人Aの理事長様からこのような“おすすめ提案”がありました。
生活訓練から就労移行、そして企業就労へ、という分かりやすい道筋を聞くことができました。
なるほど、・・・正攻法です・・・、
EXP立川でも過去に考えました。・・・、
でも、実施には至りませんでした・・・。
・・・でも、心配症の私はまた考えます。
「その“おすすめ”、息子にもおすすめなのかな?」
「特性理解や個別性よりおすすめの提案ってなに?」
正攻法も、専門性も、大切です…、
でも、それを一方的に伝えるだけで、人の心は動きません。
「なんだか難しそう」「そんなに簡単?」と、逆に心を閉ざしてしまうことだってあります。
これは休職や復職でも同じかもしれません。
「早く仕事に戻らなくちゃ」
「ちゃんと生活を整えなくちゃ」
真面目な人ほど、自分に“正解”を求めてしまいます。
でも、その前に大切なことがあります。
正解を探す前に、その人を知ること。
親の心が動いたのは…
「息子が見えた場所」
息子は野菜が大好きです。
学校でも農耕班で生き生きと活動しています。
農業や野菜に関わる2つのB型事業所を見学したところ、
「企業就労を目指されていますか?」
「ぜひ、うちで働いてほしいです」と言っていただきました。
とてもうれしかったです。
そして、そこで働く息子の姿が見えました。
「あの人なら息子を見てくれそう」
「あの人になら任せたい」
私の心が動いたのは、実績や肩書き以上に、人との関係でした。
そして困ったことに・・・
親である私の気持ちはほぼ固まっています(笑)。
でも――
働くのは私ではありません。人生を歩むのも息子です。
私が「ここがおすすめ!」と決めてしまったら、今度は私が息子にレールを敷くことになります。
息子は何を望んでいるのか。
そこで息子は笑っているのか。
その先に、本人なりの将来が見えるのか。
最後は、そこを大切にしたいと思っています。

専門性は「その人を知る」ために
息子の進路を考えていて、EXP立川の支援も同じだと改めて気づきました。
EXP立川や社会福祉法人SHIPでは、細かなアセスメントを通して、一人ひとりの強み・苦手・困りごと・将来の希望を整理し、その人に合った就労支援を一緒に考えます。
★不安が強い方 ⇒ 不安との付き合い方
★対人関係の方 ⇒ コミュニケーション工夫
★頑張ちゃう方 ⇒ 疲れに気づき立て直す方法
心理学をベースにしたプログラムや専門職の視点も、そのために活用します。
同じ「働きたい」でも、必要な支援は一人ひとり違います。
専門性は、人を型にはめるためのものではありません。
その人を理解するために使うものです。

一緒に考えることの大切さ。
復職や再就職はゴールではありません。
その先も、自分らしく長く働き続けること。
そこまで一緒に考えるのが、私たちの就労支援です。
「あの人なら相談したい」
「あの人なら分かってくれる」
その積み重ねが、
「EXP立川なら相談してみたい」
「SHIPなら分かってくれそう」
につながるのだと思います。
自分に合った働き方が、まだ分からなくても大丈夫です。
一人で答えを出す必要はありません。
「自分には、どんな働き方が合うんだろう?」
私たち、EXP立川の“こころの専門家”と共に、一緒に考えてみませんか。
社会福祉法人SHIP
就労移行支援事業所 EXP立川
ピアサポーター こばやし





