そのストレスは敵じゃない⁉
私を変えた“付き合い方”
皆様、こんにちは。
「またやらかした…」
「もう、働くのは無理かもしれない…」
そんな風に思っていたのは、かつての“私”です。
完璧主義で心配性、好奇心だけは人一倍。
クセ強めな性格が裏目に出て、適応障害で休職。
「ちゃんとしなきゃ」と自分を追い込むほど、心も体もついてこなくなりました。
でも今は、少しずつ「心がしなやかに戻る」感覚を持てるようになってきました。
そのきっかけになったのが、EXP立川のストレスマネジメントのグループワークでした。
ストレスマネジメントのプログラムは、EXP立川で毎月1回程度開催されています。
1:ストレスって、悪者なの?
最初に感じたのは、「ストレスって、なくさなきゃいけないものだと思ってた」という思い込み。
でも、ワークで学んだのは
「ストレッサー(原因) ☞ 認知(捉え方) ☞ 反応(心と身体の変化)」という構造。
そして、その間に“工夫する余地”があること。
たとえば私の場合・・・
くふう①
満員電車で人との距離感がしんどい
☞ 「耳栓」をして外部からの刺激を和らげるくふう②
朝からあいにくの雨
☞ 「趣味の釣り用レインコート」に触れて気分転換くふう③
職場での人間関係が気になる
☞ 「全部は受け止めなくてOK」の姿勢で受け流す
ストレスをゼロにするのではなく、関わり方を調整する。
この感覚が、自分をちょっとずつラクにしてくれました。
2:「ちょうどいいストレス」、それこそが一番“力”になる?
「ストレスは悪いものばかりじゃない…」
これも、私の中での大きな転換でした。
ワークでは「オプティマル・ストレス」という言葉を学びました。それは、“少しだけ背伸びすれば届きそうな負荷”のこと。
たとえば・・・
✅ 初めてのプレゼンテーション
☞ 緊張するけど終わった後は達成感
✅ 新しい職場で不安
☞ 少しづつできることが増えていく
✅ 苦手なPC作業
☞ 少しずつ時間内に終わるようになる
この「ちょっと頑張ればいけそう」というラインが、自分の可能性を一番広げてくれることを、私は初めて知りました。
3:「折れない心」と「折れても戻れる術」
「もうダメ」って思う瞬間、誰にでもあります。
私も、何度も折れかけました、いや折れました。
でも、ワークの中で気づいたんです。
「折れないようにがんばる」のではなく、
「折れても戻ってこられる術」があればいい。
他の参加者の話を聞きながら、「自分だけじゃない」と思える。そして、「このくらいのストレスなら乗り越えられたな」という小さな成功体験が、少しずつ“しなやかな心”を育ててくれる。
そんな空気が、このワークにはありました。
4:参加して思ったこと。
「あのとき、EXP立川のプログラムに出会っていれば、自分はあんなに追い詰められなかったかもしれない」って。
仕事がうまくいかず、毎日ベッドから起き上がるのもつらかった時期。
周囲には「頑張れ」「期待してるぞ」と言われてばかりで、「これ以上、頑張れないよ」って、誰にも言えなかった。
もしその頃に、私の周囲の方が・・・
「コントロールできないことは、手放してもいい」って言ってくれたら・・・
「折れても、ちゃんと戻ってこれるよ」って、隣で笑ってくれていたら・・・
そう思うと悔しくて、でも少しホッとしました。
5:“働き続ける力”を育てる場所
EXP立川では、私のようにうまく休めなかった人や頑張りすぎてしまう人が、少しずつ“ちょうどいい働き方”を見つけています。
・認知行動療法に基づいたプログラム
・心理の専門家によるサポート
・ピアサポーターからの体験談
・自分のクセに気づき、手放すワーク
・就労継続の秘訣、タスク管理や感情調整
「復職して終わり」じゃない。
その先の“働き続ける力”を、一緒に作っていける場所なんです。
6:最後に・・・
ストレスって、敵だと思っていたけど・・・
ほんとは、味方にもなれる存在でした。
大切なのは・・・
ストレスと“どう付き合うか”を知ること。
そして、付き合いきれないときにも“戻ってこられる道”を持っておくこと。
EXP立川には、その道を一緒に探してくれる仲間がいます。「もう一度働きたい」と思ったその日が、あなたのリスタートです。
焦らず、少しずつ。
わたしも、まだその途中にいます。
EXP立川 ピアサポーター こばやし