【就労定着支援とは?】
こんにちは!
EXP立川の野口です。
今年度より制度として始まりました『就労定着支援』についてご紹介したいと思います。
『就労定着支援』とは?
障害をお持ちの方が長期間定着して働けるようになることを目的として提供されるサービスです。
さらに1年後の職場定着率を80%と具体的な数値として国で掲げ、職場定着を応援する福祉サービスです。
『どこで受けることができる?』
就労定着支援事業所です。
『対象者は?』
就労移行支援事業所・就労継続A型・B型事業所・生活介護事業所・自立訓練事業所を経て就職し、現在就職中の方で、生活面の課題が生じている者となっています。
『どのような支援?』
企業や関係機関との連絡調整とそれに伴う課題解決に向けての支援です。
具体的には、企業・自宅への訪問やご本人の来所を行い、相談による課題把握を行います。
生活リズム・家計や体調の管理に関する課題に向けて、必要な連絡調整や指導助言を行います。
『期間は?』
就職後、半年からスタートし、最長3年利用可能です。
『申請方法は?』
①就労定着支援を受けたいとお住いの市区町村にご本人から利用申請していただきます。
その際求められる書類として
障害者手帳や自立支援医療の受給者証・在職している証明 などが必要です。
※診断書があれば、障害者手帳をお持ちでなくても申請可能です。(その際も在職証明が必要)
②サービス等利用計画を計画相談支援事業所などで、計画書を策定してもらう
③市区町村で審査の上、利用可能か決定される
※65歳未満の障害をお持ちの方で、生活介護・自律訓練・就労移行支援または、就労継続支援を利用して、一般の企業で就労している方が対象です。
就労定着支援事業所と契約締結をし、最長3年間利用可です。それ以後も支援が必要な場合は、障害者就業・生活支援センターなどの就労支援機関へ引き継がれます。
就労移行支援事業所では、利用されている方の『就職から6か月間』は定着支援を行いますが、就労定着支援は、就業後『半年後から3年間(就労移行支援による定着支援と合わせると3年半)の支援』を行います。
利用に際しては、1年ごとの期間更新が必要となります。
『費用は?』
前年度の年収により、ご本人様の自己負担が発生する場合があります。
就労移行支援から継続して就労定着支援を受けた場合、最初の1年は自己負担がない場合が多いです。翌年から収入により自己負担が発生する可能性が高いでしょう。制度を利用すると、就労移行のサービスも含め最長3年半のフォローが受けられます。上手にサービスを活用して、安定した職業生活を送りたいものですね。