みなさま、こんにちは。EXP職員の三浦です。
やわらかな春の風とともに、新しい生活が始まる季節になりましたね。
街を歩いていると、新しい環境へ向かう人たちの姿が目に入り、「春だなあ」と感じることが増えました。
そんな中、以前のblogで紹介した娘も無事に1歳を迎え、先日、保育園の入園式🌸がありました。
初めての場所、初めて出会う先生やお友だち。
周りの様子をじっと見ながら、一歩一歩を確かめるように過ごしている姿がとても印象的でした。
もともと慎重な性格の娘にとって、この環境の変化はきっと大きな出来事だったと思います。
無理に前に進むのではなく、自分のペースで少しずつ慣れていこうとしているようにも見えました。
大人にとっては「よくある節目」でも、その人の性格や特性によって感じ方や進み方は大きく違うものなんですよね。
そんな娘の姿を見ていて、自然と思い出したのが、施設に通われているAさんのことでした。
きっかけは、“うまくいかない理由”への気づきから
Aさんもまた、とてもまじめで能力のある方でありながら、慎重な性格で、環境の変化に対して強い不安を感じやすい一面をお持ちでした。
新しい状況に適応することに難しさを感じることもありました。
さらに、完璧主義なところもあり、
「もっとできるはず」
と自分に厳しくなりすぎてしまうこともありました。
ご自身なりに対策を考え、努力を重ねてこられましたが、なかなかうまくいかない状況が続いていたんです。
こんな変化がありました
転機となったのは、心理検査を実施したことでした。
これまで「なんとなく感じていた自分の特徴」が、より明確な形として言語化されたことで、
Aさんの中で大きな気づきが生まれたんです。
「自分はこういう特性があるんだ」と理解できたことで、それに合った対策を一緒に考えることができるようになりました。
それまでのAさんは、対策を立ててもどこか無理をしてしまい、長く続けることが難しい状況でした。
しかし、心理検査を通して“自分に合ったやり方”を見つけてからは、無理なく継続できるようになっていったんです。
さらに印象的だったのは、完璧主義に対する気づきでした。
Aさんご自身が
「自分の設定しているハードルが高すぎるのかもしれない」
と気づかれた瞬間は、とても大きな一歩だったと感じています。
その先に見えたもの
この関わりを通して、私たち支援者も大切なことを学ばせていただきました。
それは、「成果が出ないのは努力が足りないからではない」ということです。
Aさんは決して努力を怠っていたわけではありませんでした。
むしろ、とても真剣に向き合っていたからこそ苦しさを感じていたのだと思います。
本当の理由は、
“自分に合ったやり方が見つかっていなかったこと”
そして、それに気づけたことで状況は大きく変わりました。
また、変化が苦手という特性があったとしても、すべてを避けるのではなく、「少しずつの変化」であればチャレンジできるということも、Aさんの姿から教えていただきました。
柔軟に試していく中で、自分にとっての“ちょうどいい方法”に近づいていけるのだと感じています。
この仕事を、誰かに伝えたくなる理由
今回のエピソードを通してお伝えしたいのは、「一人で抱え込まなくていい」ということです。
うまくいかないとき、「自分の努力が足りないのでは」と感じてしまう方は少なくありません。
でも、もしかするとそれは“やり方”が合っていないだけかもしれません。
支援者と一緒に考えることで、自分では気づけなかった視点に出会い、無理のない方法を見つけていくことができます。
Aさんのように、自分自身を理解することで前に進めるケースはたくさんあるんです。
この仕事のやりがいは、そうした「気づきの瞬間」に立ち会えること。
そして、その方らしい歩みを一緒に見つけていけることだと、改めて感じました。

私たちは、一人ひとりの特性やペースを大切にしながら、その方に合った方法を一緒に探していきます。
「ちょっと話を聞いてみたい」「自分に合う場所か知りたい」そんな気持ちでも大丈夫です。
どうぞお気軽に見学やご相談にいらしてくださいね。
あなたとお会いできる日を、心よりお待ちしております😊





