【障害者の雇用を支援する様々な機関②】
こんにちは!
最近、卒業の季節となり、色とりどりの袴姿を目にするようになりました!
とってもきれいで、つい見とれてしまいます!晴れ姿はいいものですね!
さて、前々回の「障害者雇用を支援する様々な機関」の続きです。
今回は、「職業紹介・情報提供機関」についてご紹介いたします。
〇ハローワーク(公共職業安定所)
障害者雇用における、求職者への支援と企業への支援・指導を行っています。
おおきく2つ分かれ、ひとつは障害者専門の職業相談窓口がある「専門援助部門」と、企業の障害者雇用の窓口となる「雇用指導官」が配置されています。
専門援助部門では、求職者と面談し、個々のニーズや障害の状況、技能や適性を把握した上で、適切な職業選択が出来るように、きめ細やかな職業相談・紹介を行います。
また、企業訪問により採用後の職場定着支援も実施しています。なお、雇用保険や公共職業訓練などの各種相談も受けています。
雇用指導官は、企業が障害者雇用にあたり抱えている具体的な課題を把握し、企業の状況に応じた具体的な提案・指導を行っています。
〇独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構
障害者・高齢者及び求職者等の雇用支援を一体的に実施する組織として、設立された組織です。
・障害者職業センターの設置・運営、障害者職業能力開発校の運営
・障害者雇用納付金関係業務(納付金の徴収・調整金・報奨金・助成等の支給・障害者技能大会の開催・障害者雇用に関する講習・啓発など)を行っています。ジョブコーチの研修もこちらで行っています。
・障害者職業総合センターでは①職業リハビリテーションに関する研究②効果的な職業リハビリテーション技法の開発③職業リハビリテーションに関する専門職員の養成・研修を行っています。
こちらでは、ジョブコーチ支援で活用する技術の開発やマルチタスクプログラムの開発、障害者雇用の現状や障害者雇用の企業側の調査、支援に必要な研究や支援技術の開発など障害者雇用の根幹となる様々な研究・開発・調査を行っています。
〇中央障害者雇用情報センター
障害者雇用支援ネットワークコーディネーターによる専門的相談・援助(採用配置・職場適応・受け入れ体制の整備)や就労支援機器の展示及び導入にかかる相談、障害者雇用に関するビデオ・DVDの貸し出しなどを行っています。
〇独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 東京支部
障害者雇用の納付金の申告及び障害者雇用調整金・助成金などの申請の受付や以前ご紹介しました障害者職業生活相談員の資格認定講習の開催や障害者の雇用に関する啓発活動などを行っています。
ご存じですか?こちらで「東京アビリンピック」も開催しているんです!
正式には、東京障害者技能競技大会といいます。
東京都及び東京支部にて、障害のある方々が日頃培った技能をお互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々が障害者に対する理解と認識を高め、その雇用の促進を図ることを目的として小平市の東京障害者職業能力開発校において開催しています。
種目は、ワープロ・DTP・ホームページ・表計算やオフィスアシスタント、ビルクリーニング、喫茶サービス、PC操作、データ入力、データベース、製品パッキングの11競技です。
身体・知的・精神障害者の方々が対象で、視覚障害専門や知的障害専門の競技の物もあります。
障害者雇用を行っている各企業や就労支援サービスを行っているNPO法人、聾学校、特別支援学校など、様々なところから技術を競うために参加しています!
〇労働相談情報センター
賃金や労働時間など労働問題全般にわたって、相談に応じています。事業主や人事労務担当者の方々にも役に立つ各種セミナーを開催しています。
今日はここまでにしたいと思います!
隔週ですが、次回は就労支援機関をご紹介いたします。
お楽しみに!