私はいわゆる「適応障害系の心配性完璧主義」でした。しかも、好奇心旺盛の先走りタイプ。
「これで完璧!」と提出しても、「やっぱダメかも…」「あの表情引いてた?」と、ひとり脳内反省会が開幕。
仕事帰りの電車では自己嫌悪と不安でヘトヘト。
そんな日々が続いて、とうとう休職しました。
でも、休んで分かったんです。
未来の心配ばかりして、“今”を生きてなかったな…って。
そんなときに出会ったのが「マインドフルネス」でした。
■「思考が止まらない脳内会議」からの脱出
マインドフルネスって、難しそうな言葉に聞こえるけれど、要は「今、この瞬間に気づく練習」です。
でも、私みたいに“未来を勝手に悪い方に想像するプロ”には最初「無理でしょ」と思いました。
ところが、こんな問いかけを受けたんです。
EXP立川での一コマ。
「ご飯、味わって食べてますか?」
……無意識に口が動いてただけだったことに、はたと気づきました。
■“今ここ”に戻るって…⁈
こういうことなのか!
EXP立川では、さまざまなワークを通して「今に戻る」練習をしています。
たとえば、「うまい棒を目隠しして食べる」飲食のワーク。
うまい棒は現在15種類もの味があります。
これは何味?と、味に全集中すると自然と余計な思考が止まります。
うまい棒レギュラーフレーバー15種
これは「チーズ」かな?
この香りは「お好みソース?」
「青のり?」感じるよね?
「香り」「歯ごたえ」「おいしい」に意識がフォーカスされていく。不思議だけど、これがけっこう効きます。
「ZUMBA ズンバ」も大人気プログラムです。
音楽に合わせて体を動かしていると、頭の中の“不安の実況中継”がスッと消えていく感じ。
ダンスが苦手でもOK!、汗を流したあとのスッキリ感はクセになります(笑)。

そして、私のお気に入りは「ゼンタングル」
シンプルな模様を繰り返し描くだけなのに、心が静かになっていく。
ミスしてもOK、正解もなし。完璧主義にはありがたいアートです。

■「不安を消す」のではない!
「不安に飲まれない」こと‼
不安や緊張って、追い払おうとすると余計に大きくなります。
でも、「今、ちょっと不安だな」と気づいて見つめるだけでスーッと距離が取れることがあるんです。
これは、私にとって革命でした。
マインドフルネスは、「何も考えない訓練」ではなく、「考えすぎている自分に気づく練習」なんです。

■もし、あのときEXP立川に出会っていたら…
私は休職中に自己流でマインドフルネス本を読みあさり、ストイックに実践していました…
今振り返ると、ひとりで抱える必要はなかったなって思います。
EXP立川には、公認心理師や精神保健福祉士など“こころの専門職”がいて、マインドフルネスだけでなく、感情の扱い方・対人関係の練習・思考の整理も一緒に取り組めます。
しかも、私のような“ちょっとめんどくさい脳内ぐるぐる族”にも、「分かるよ」と寄り添ってくれるピアの仲間がいるんです。

■“働けるようになる”だけじゃなく、“働き続けられる力”を
EXP立川は、早期復職だけをゴールにしていません。
ストレスと上手につきあいながら、無理なく長く働ける自分をつくる場所です。
再スタートを目指すあなたに、ちょっとだけ伝えたい。
焦らなくて大丈夫。今ここに意識を向けることから、次の一歩が見えてきます。
社会福祉法人SHIP
就労移行支援事業所EXP立川
ピアサポーター こばやし
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