～利用者様の声（A様：後編）～
皆様こんにちは✨
今日も前回に引き続き、現在EXP立川に通所されている利用者さん（Aさん）へのインタビュー（後編）をお届けしたいと思います！
（Aさんは一般雇用で数社勤めた後、障害者雇用で働き退社後に、現在はEXP立川に約10カ月通所されています。）
（前編はこちら↓）
【受けて見て特に役に立ったプログラムは何ですか？】
色々良いプログラムはありますが、特に良いと思ったのは『認知行動療法』、『SST（社会生活技能訓練）』、『事務職体験』です。
『認知行動療法』では、自分の認知（考え方）の悪循環を用紙に書き、それを参加者の皆さんと共有することで自分を客観視することができ、「その時自分はどうしたかったか」に気付くことができるようになりました。それによって「次にどうしたら良かったか」も考えられるようになりました。また、自分の考え方のクセとして「全か無か思考」や「べき思考」があることに気付けたことにも感謝しており、そのことで対処法を考え実行できるようにもなりました。
『SST』は、参加している利用者さんが、過去の就労場面や日常生活での困りごとのお題を挙げ、スタッフさんがファシリテーターとなり、皆で困りごとの要因や対処法などを話していきます。普段家族以外と話す機会が少ないので、スタッフさんや障害を持って仕事を探している同じ立場の利用者さんと話せる交流の場になっていることも楽しく、参加者も20代～50代と年齢差が大きいため、それぞれの経験をもとに色々な話が聞けるので説得力があり視野が広がります。自分のお題「仕事を辞めたいと思った時にどうしたら良いか」を取り上げてもらった時には、色々な利用者さんやスタッフさんと意見交換をする中で、自分の傾向や対処法がわかったことも嬉しかったです。
『事務職体験』は、請求書のチェック、契約書の製本、営業資料作成、ラミネート加工、テプラ作業など、実際の事務職の職場を想定して作業を行っていきます。今まで3～4回参加をしていますが、気付いたこととしては、以前は正確性よりもスピード重視でしたが、それだとミスも増えるしチェックをする人の負担も増えるということです。今はスピードよりも正確性を重視して、自分でダブルチェックをするなどをして回を重ねるごとにミスが減るようになり自信もついてきました。
【職場体験実習に行かれた感想はいかがでしたか？】
先日、東京しごと財団の職場体験実習に参加し、企業で１週間事務職の仕事を行うことで、どんな仕事が得意か苦手かがわかり貴重な体験でした。具体的には、社内報業務など何かを考えたり調べたりする業務は得意で、伝票入力作業など同じ作業を繰り返す作業は苦手ということがわかり、次に目指す仕事の指標が作れました。また、実際に通勤をすることで体力を使うことに改めて気づき、通勤を含めた体力づくりのための生活リズムづくりの大切さを実感しました。疲れもありましたが色々な仕事を行うことで実際に働くイメージがついて少し自信も出てきました。
【通所を検討している方へメッセージをお願いします】
EXPは利用者さんの主体性を重んじるところが良いところだと思います。また、多様性を重んじ、色々な障害や色々な働き方があって良いと思える場所でもあると思います。迷っている方はまずは『SST』のプログラムに参加してみてほしいです。理由としては、場の雰囲気がフランクで話しやすく、スタッフさんとの距離や利用者さんとの距離間も感じられてEXPの雰囲気が一番わかるプログラムだなと感じるからです。
また、EXPはちゃんと話を聞いてもらえる場所なので、今まで話を聞いてもらえなかった人にもおすすめします。その他、自分のやりたい明確ではない人も、実習や通所などを通じて、やりたいことが見えて来るのではないかと思います。
EXP立川を卒業した方は、3年半の定着支援が受けられますが、それ以外にも無期限で、定期的に『卒業生の会』という、卒業生の方が夕方からEXP立川に集まってお茶やお菓子を食べながら色々お話できるのも、就職してからの安心材料になるのではないかと思っています。
Aさん、ありがとうございました！
（Aさん担当スタッフのコメント）
Aさんはプログラムでも積極的にご自身の課題をテーマに取り上げスタッフやメンバーさんと意見交換をすることで、ご自身の「考え方のクセ」や「強み」等に気付かれるようになりました。その経験を職場体験実習に活かすこともでき、日に日に自信をつけて就職活動に臨んでいらっしゃいます。Aさんが長く安定した就職ができるように、引き続き支援をさせていただきたいと思います✨（もりかわ）
プログラムの見学や体験は随時受け付けておりますので、お気軽にお問合せください🌼