【就労支援の『定着支援研修』】
こんにちは!野口です。
やっとセンター試験が終わりましたね!
そういえば、近くのマクドナルドへ寄ると、勉強している学生さんをよく見かけます。
目標を目指して頑張っている姿も素敵ですね!
今回は、プログラムについて…と思ったのですが、
先日「東京都の就労支援・定着支援スキル等向上事業」の就労支援者向けの『定着支援研修』へ参加しましたので、内容をご紹介したいと思います!
『就労定着支援』とは、以前もお伝えしましたが、昨年の4月から制度として開始された制度です。まず、「就労定着支援」について詳しく知りたい方は、こちらも併せてごらんください!
🌸https://wp.me/p7NCBJ-kk
障害者福祉という分野で、就労支援にまつわる法律や制度や機関がまたがっていくつもあります。時代ごとに必要な法律ができ、その時に必要な機関が生まれた結果なのですが、その成り立ちを知らない人から見ると似たような名前のものがあり「何が違うの?」と思うこともあるかと思います。※支援機関や法制度については今後も少しずつお伝えしていきます。
そして今回始まった「就労定着支援事業」もまた様々な支援機関から戸惑いの声が上がっていたりします…。それにこたえた研修でもあるというわけです。
(仕事の定着における支援は、様々な機関と制度もあり、今後どの機関がメインで担当するのか…など支援連携において疑問も出たりするんですね)
<この研修で学んだことは>
・「定着支援を行う上での支援者として求められる姿勢」
・「障害のある方が雇用される際に守られるべき法制度とその解釈について」
具体的な事例検討を就労支援機関でグループワークで行いながら解釈の仕方や企業へのアプローチの仕方などを障害者就労に携わる弁護士の関先生から解説していただきました。
支援者という立場でも、どのような場合に法に触れる行為となりえるかなどを学ぶことが出来ました。
みなさんが障害者雇用にて就職する場合、関連する法律が大きく4つあります。
①障害者基本法
②障害者総合支援法
③障害者雇用促進法
④障害者差別解消法
これらの法律は、みなさんが「社会人として働くための求められる姿勢」や障害者雇用をする側の企業の視点としてみなさんが「職業人として自立しようとする努力に対して協力する責務」について明記されています。さらに働くご本人を取り巻く、支援者と企業に対しご本人の「人格と個性を尊重」する姿勢や関わり方はどのようなものなのか、支援者側と企業側からの「合理的配慮」とはどのようなことを指すのかの基本となるものが明記されています。
法律の言葉はわかりづらいので、支援過程で起きた具体的事例を通して、ご本人・支援者・企業側に立った視点からの法的解釈を学ぶことが出来ました。
これらの法律は、時として障害者雇用にて就職される方への社会人としての姿勢を促すためのものであったり、ご本人様を守るための法律となり、企業のご本人様への協力や理解・歩み寄りを促すための指針となる法律であったりします。誰が得をするということではなく、働くご本人とそれを見守る企業が主体となってともに仕事を行うための大切な法律であることが分かりました。
支援をしていく側として、その法律をよく理解し、それを活用し、ご本人様と企業側に促していく視点として必要なものだと実感しました。
次回こそは、プログラムについてのご紹介をしたいと思います。
お楽しみに!