自責の強い私が、一歩ずつ安心して進めた場所

双極性障害/ADHD
男性/30代
福祉系の支援スタッフ(6ヶ月:在職中)
正社員(障害者雇用)
EXP利用歴:14ヶ月
誰かに合わせ続けた日々から、自分のリズムを取り戻す日々へ。就労への再挑戦を支えたEXP立川での時間について伺いました。
―EXP立川を利用する前は、どのような状況だったのですか?
ある病院を退院した後、別のクリニックに通い始めた際に、双極性障害と診断され、一次障害としてADHDがあることも分かりました。
昔から「人とリズムが違うな」と感じていて、それをカバーしようと自分を律して生きてきたんですが、いざ就労を再開しようと考えたときに、「まずは生活基盤を整えよう」と思ったんです。
いくつかの就労移行支援事業所を見学した中で、自分の障害について詳しく考えられるような環境があったEXP立川が、一番自分に合っていると感じて通所することを決めました。
―診断に至ったきっかけは何だったのでしょうか?
前職でのうつ症状がきっかけでした。重労働の中、人間関係にも悩み、相手の気持ちを気にし過ぎて自分の思いをうまく伝えられなかったんです。
過労とストレスが重なり、心身ともに限界を迎えてしまいました。集中力や判断力が落ち、仕事のパフォーマンスもどんどん下がってしまう。そんな悪循環の中で、大きな事故を起こし、入院することになってしまいました。
―EXP立川のプログラムで特に役立ったことはありますか?
私の場合、ADHDの特性として整理整頓やスケジューリングがとても苦手だったんですが、EXPではADHD当事者でもあり、タスク管理に関する本も書かれている専門講師の方から、具体的な改善方法を学べたのが大きかったです。それは仕事だけでなく、日常生活にもすぐに活かせる内容でした。
また、以前から独学で取り組んでいたマインドフルネスや認知行動療法、アサーティブコミュニケーションが、多くの人に効果が認められている手法だと知れたことも、自分を肯定できる大きなきっかけになりました。
―個別のサポートで印象に残っていることはありますか?
定期的な個別面談では、自分のペースを大切にしながら、今の状態を確認したり、目標を見直したりすることができました。
長期目標と短期目標をすり合わせる時間を持てたことで、「就労」という大きなテーマに対しても、安心して一歩ずつ取り組めました。
―最後に、利用を検討している方へメッセージをお願いします。
私は複数の事業所を見学して、EXP立川を選びました。今の自分に必要なことを教えてくれて、自分のペースで主体的に学べる環境があると感じたからです。
「一歩踏み出したいけど不安…」という方も、焦らず、自分らしい歩み方で進んでいけると思います。EXP立川は、その歩みをそっと支えてくれる場所だと思います。



