いっしょに就活
臨床心理士をはじめとした
専門スタッフがサポートします。
EXP立川では、臨床心理士や公認心理師、精神保健福祉士などの専門資格をもったスタッフが、あなたの就活をサポートします。
私達は、利用者様の抱える悩みに対して耳を傾け、真剣に向き合い、乗り越えなくてはならない壁=課題をクリアするための方法をいっしょに考えます。
-簡単な自己紹介をお願いします。
2016年11月のオープン時からEXP立川(以下、EXP)でサービス管理責任者をさせていただいている奥主と申します。
福祉系の大学を卒業した後、知的障害・精神障害をもつ人の相談支援の分野に9年ほど携わってきました。
-サービス管理責任者としての役割や仕事の内容を教えてください。
利用者の皆さまといっしょに就職に向けた計画を考え、個別の課題をどのようにクリアしていくかを具体的にしていきます。
そして、計画にそってリワークトレーナー(生活支援員・就労支援員)とプログラムを提供し、利用者様がご自分のことをより深く理解し、セルフコントロールや対人関係のスキルを身につけるサポートをしています。
-EXPのプログラムの種類や内容を教えてください。
EXPでは「働き続けるための力」を身に着けていただくために、おおきく4つのスキル獲得に向けたプログラムを提供しています。その一部を紹介させていただきます。
- セルフマネジメントスキル
・マインドフルネスプログラム:呼吸・食事・運動など、自分の行為に五感を集中させて、今この瞬間の自分への気づきを深めていくEXPでも人気のトレーニングです
- 心理的スキル
・レジリエンスプログラム:リソースとのつながりを深めることと、自分の強みを知ることで、回復力を高め折れない心を育てていく近年注目のトレーニングです
- コミュニケーションスキル
・アサーティブネスプログラム:自分自身と誠実に向き合うことが、相手に対する誠実さへとつながっていく、自分も相手も大切にしたコミュニケーショントレーニングです
- ビジネススキル
・タスク管理プログラム:頭にあるモヤモヤを書き出し、やるべきことを把握して選び抜き、手をつけやすく細分化することで、仕事を前に進めていく社会人に必須のトレーニングです
EXP立川のプログラムは、仕事だけでなく、生活やこれからの人生にも役立つプログラムを専門職が考案・提供しています。
-サービス管理責任者として大切にしている部分を教えてください。
個別支援にとても力を入れています。
とくに一ヶ月毎の「振り返り面談」にはこだわりを持っています。
社会人になると忙しさから自分自身を振り返る機会が少なくなります。また、自分以外の他者から率直に評価をもらう場面も少なくなります。それでは日々をなんとなく過ごすことになりかねません。
そういった背景を踏まえて、EXPでは利用者様とスタッフが、あえて月に一度の面談を持ち、あらためて自分への気づきを深めていく振り返りの時間をとても大切に考えています。
-就活をサポートするうえで、一番むずかしいと感じるところはどんな部分ですか?
ご自身の課題をみつめていただくことです。
私もそうですが、他者からみると「ここが課題!!」と思う部分でも、それを自分自身で気づける人は少ないものです。
ですから、あえてそこにスポットを当てた話し合いを経て、ご自身でも納得のうえでプログラムを受けていただき、主体的にスキルを身につけていただけるように意識しています。
課題と向き合うことには抵抗がありますし、早期の就職に向けては効率が悪いと感じるかもしれません。でも、私はそこが仕事を継続する最大のポイントになると考えています。
-ひとりで悩みを抱えているあなたへのメッセージ
お一人で考えることが多い方、就職だけでなく人生の考え方も変えてみたい方、勇気を出して一歩踏み出してみませんか?
EXPでは、あなたのリスタートをいっしょに考えることができます。まずはお気軽に、プログラムやスタッフとのお話しを体験してみてください。
このインタビューだけでEXP立川の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-簡単な自己紹介をお願いします。
就労移行支援事業所の「EXP立川」で主任をしている奥山と申します。
-EXP立川では、どのような仕事をされていますか?
障害を持つ利用者様が就職するのをお手伝いする支援員をしています。
その支援内容は、就労に向けての体調管理、自分をコントロールするための知識のインプット、業務にあたってのスキル習得、面接の練習、企業への同行など多岐に渡ります。
なかでも一番時間を割いているのは『個別の面談』です。利用者様の情報や日々の記録、プログラム中での発言や態度や体調などを把握した上で臨みますが、あらかじめ想定した流れとはまったく違う方向に進むことの方が多く、臨機応変な対応が必要になります。
また、面談においては『動機づけ面接法』という、相手の「頑張りたい」と思う気持ちを整理して、それをどのように行動につなげていくかを考案していく手法を用います。利用者様それぞれの価値観を常に意識しながら話を進めていくので、とても頭を使います。
-就労支援のプログラムにはどのようなものがありますか?
プログラム内容としては、対人関係や集団生活を営みやすくするための技能を訓練するSST(Social Skills Training:社会生活技能訓練)や、認知と行動に働きかけて問題解決を図りストレスを減らしていくCBT(Cognitive Behavior Therapy:認知行動療法)などがあります。
EXP立川では、利用者様が自らそういったスキル獲得の必要性に気づき、自ら行動した結果として就労につながるよう、自主性を重んじています。そのためには、まず「自らを知る」必要がありますので、ご自身を客観視できるよう立ち返る機会を多くもうけるようにしています。
-「EXP立川」での仕事のやりがいは、どういったところにあるのでしょうか?
利用者様が就職されたときに、大きなやりがいを感じます。
ただ、就職後も一定期間サポートをする「就労定着支援」というサービスもあり、就職はあくまで通過点に過ぎません。
むしろ利用者様にとっては就職してからが本番です。そういう意味で、就職は達成すべき目標であると同時に、帯を締め直す良い機会だと考えています。
-どんな利用者様がいらっしゃるのですか?
精神障害をお持ちの方です。
今は、統合失調症、双極性障害、不安障害の方が多いですね。
そのほか、発達障害(ASD、ADHD)の方々も多く利用されていました。
就労に必要な要素を下から積み上げていく「職業準備性ピラミッド」の観点でいうと、一番上の「職業適性」(作業を正確にこなしたり、指示を理解したりする能力)はお持ちでも、一番下の「健康管理・体調管理」やその一つ上の「生活のリズム・日常生活」が課題である方が意外といらっしゃいます。
-力を入れているサービスを教えてください?
特に障害者雇用では、企業側は『毎日出勤できること』を第一に求めていらっしゃいます。そのため生活を安定させることが大前提であり、そこには力を入れていかないといけないと考えています。
EXP立川では、その毎日の出勤の基礎となる心の健康を高めていくための心理プログラムをたくさん提供しています。
ただ、それだけだと知識ばかりになってしまい実践が伴わないことがあるので、個人的には「企業実習は大事!」と、お伝えしています。実際の就労の場に身を置くことで自分の課題にようやく気づくことが多く、実習を終えてからなお一層EXP立川でのプログラムに身が入るという利用者様が多いです。
このインタビューだけでEXP立川の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-簡単な自己紹介をお願いします。
EXP立川(以下、EXP)でリワークトレーナーをしている森川です。
一般企業で働いた後、臨床心理士の資格取得のため大学院に入学し、卒業後にEXPへ就職しました。
趣味は美味しいものを食べることで、和食・中華・洋食・甘いものなど、色々な美味しいものの情報を集めて食べに行くことが好きです。
-入社理由(志望動機)を教えてください。
学生時代に実習に行った病院のリワークでは様々なプログラムがありましたが、その中でも患者さんが一番熱心に参加されていたのが「就労プログラム」でした。
精神障害をお持ちの方が長く安定して働くために、前職での社会人経験やリワークプログラム等での実習経験を生かして支援をおこないたいと思い入社しました。
-EXP立川での森川さんの役割や仕事の内容を教えてください?
認知行動療法やマインドフルネス等のプログラム講師を担当しています。
また、利用者様との個別面談、履歴書・職務経歴書の添削、面接練習、企業面接同行、就職後の就労定着支援面談、関係機関への連携、営業活動等をおこなっています。
-EXP立川での支援を通じて「やりがい」を感じたエピソードも教えてください。
一番のやりがいは利用者様の変化を目の当たりにする時です。
当初は体調が整わず週1~2日しかEXP立川に通えなかった人でも、プログラムや面談等を通じて精神面や体調面で自己調整のスキルが高まって自信をつけて、週4~5日元気に通えるようになる利用者様がとても多いです。
プログラムや面談を受けることで色々なスキルが身についた、卒業後も安定して就労できていると笑顔で報告をいただく時に一番やりがいを感じます。
-「EXP立川で働いて良かったな」と感じたエピソードがあったら教えてください。
一番良かったと感じたところは、職員みんなが「利用者様はどうしたいのか」を第一に考え、熱意をもって仕事をしているところです。
職員ミーティングの場でも、利用者様の良い変化があると自分のことのように喜び、困難があるとご本人の立場に立って支援方法をみんなで真剣に考える場面が多々あります。
上司や同僚のそのような姿勢が支援の質を高めることにもつながっていると思い、この職場で働けて良かったなと感じています。
このインタビューだけでEXP立川の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-簡単な自己紹介をお願いします。
小鳥遊(たかなし)と申します。本名は高梨健太郎(たかなし・けんたろう)と言います。発達障害(ADHD)の当事者で、会社員として3社経験し、現在はフリーランスとして活動しています。
「忘れっぽい」「先送り癖」「自責傾向」「段取り下手」といった発達障害特性の影響もあり、3社のうち1,2社目ではいずれも仕事がうまくいかず、そんな自分を責めて適応障害になり休職してしまいました。
そんな自分でも仕事が普通にこなせるよう、「仕事を書きとめる」「先送りしないように仕事を分解する」「途中経過の細かい締切りまで書いておく」などの工夫をしたところ、仕事がうまくいくようになりました。
その効果は抜群で、後にそういった工夫を「タスク管理」と言うのだと知り、私と同じような悩みを抱える方々にタスク管理を紹介するという活動をするようになりました。
そんなタスク管理を中心とした仕事術をまとめた「要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑」(2020年4月刊行・サンクチュアリ出版)は、発行部数10万部を超えるまでになりました。
-EXPではどのような役割を担っていますか?
はじめの頃は「しくじり先輩」という自分の経験を伝えるプログラムを月1回のペースで提供していました。
今では、月に6回プログラムを担当しています。2回はタスク管理や仕事に関するプログラム、4回は障害について利用者の皆さんと一緒に考えるプログラムなどをおこなっています。
障害当事者でありながら会社員として安定・継続した就労ができた経験を持っていることから、利用者様と職員さんの中間みたいな役割だと自分では思っています。
EXP立川は私以外にも外部講師の方がいらっしゃいます。障害当事者や専門職の外部講師を招へいし、画一的でないところが他の就労移行支援の事業所と差別化されているところだと感じます。
-提供している支援サービスで力を入れている部分を教えてください。
タスク管理に関するプログラムにはもちろん力を入れています。
タスク管理の習得を支援してくれるウェブツール「タスクペディア」というものがあります。発達障害の当事者である私が、その特性をカバーするためにおこなってきた仕事の進め方を基に創られた『タスク管理ツール』です。
EXP立川のプログラムにもこのタスクペディアを使ったプログラムがあり、私がその講師を担当しています。ツールの使い方にとどまらず、仕事や生活を円滑に進める上でのタスク管理の効果を具体的に伝えながら、プログラムをおこなっています。
また、障害について一緒に考えるプログラムでは、もはや就労移行支援のプログラムの域を超えて、自助会や当事者会のような内容となっています。話に熱が入り、非常に深い気づきと学びのある、良い意味で「刺さる」展開になっています。
-小鳥遊さんの視点から、障害者就労でうまく仕事を継続する秘訣を教えてください。
個人的には合理的配慮を「分かりやすく」「できるだけ絞る」ことだと考えています。私が安定して継続就労ができた理由は、配慮事項を「怒らないで欲しい。改善点があれば提案という形でお願いしたい」という点に絞ったからだと思っています。
そこまで絞り込むには、「自己理解」と「不足スキルのカバー」の両方が必要です。
自分には何ができて、何ができないのか。できない点はどうやってカバーするか。そして、カバーしきれない部分だけ、会社やまわりの人たちへ配慮をお願いする。
このように考えると、仕事を継続しやすくなると思います。
-EXP立川のプログラム受講をおススメするポイントはどこにありますか?
まずは「タスク管理」というプログラムがあることです。他の就労移行支援の事業所でも「タスク管理」と銘打ったプログラムはあるかもしれませんが、ここまでのことはやっていないと思います。
そして私のような障害当事者をプログラムのファシリテーターに任命しているところもポイントです。自助会や当事者会のような雰囲気の中から、皆さんの自己理解が深まっていくことを体感しています。
EXP立川には「一人ひとりに合ったワークスタイルを実現するために、自らを知る機会と経験を創造する」という理念があります。
この「自らを知る機会と経験」を促進するために、公認心理師や精神保健福祉士による「認知行動療法」や「SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)」などの自分を見つめなおすプログラムが多数開催されています。
そして、何より「利用者様の自主性を常に重んじている」という点はとても魅力だと思います。決められたレールから外れないよう「こうしなさい」「ああしなさい」とビシビシ鍛える方法もあるのかもしれません。むしろそうした方が手っ取り早く「就職」できるのかもしれません。
しかしEXP立川は、あくまで自主性を重んじ、ちょっと外れかけた方向へ進んでいたとしても、それをフォローする準備をしながら見守る、そんな姿勢の事業所です。
一般就労では傍にいてくれる支援者はいませんので、いかに自走できるようになるか、そこを真摯に考えていくと、このような自主性を尊重した支援が必要なのだと私は思います。
-最後に就労移行支援のサービス利用を検討している方へメッセージをお願いします。
いま就労移行支援のサービス利用を検討されているのだとしたら、その段階で喜んでいただいて良いのではないかと思います。
そして次に、「どこの事業所を選べば良いのか?」という段階です。
結論から言うと、「できるだけ色々な事業所の体験プログラムを受けてみる」ことがおススメです。そして、自分の感覚・印象を大事にして選ぶのが良いと思います。
ことEXP立川の特徴はというと、卒業生や利用者様が口を揃えているのは『自由』という言葉です。
自由というとライトな印象を受けます。しかし自由には自己決定がセットです。
どんなプログラムを受けるか、体調などから通所日数をどう判断するか、どんな企業に就職活動をするのか、最終的な決定権は自分にあります。
職員さんのサポートは手厚いですが、自己決定を重ねて「自走」できるようになれる環境が、EXP立川にはあると思います。
よろしければ、一度体験プログラムを受けにいらしてください。一緒に話し、考え、進んでいきましょう。
このインタビューだけでEXP立川の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-簡単な自己紹介をお願いします。
EXP立川で就労支援スタッフとして勤めています三浦です。
-どんな仕事をしているのですか?
利用者様の就労に関するトレーニングをおこなっています。
具体的には、EXP立川内で就労に役立つ講座をおこなったり、就労に向けての面談をしたり、その他、通院の同行、企業面接や実習の同行もしています。
また、利用者様が就労された後も「就労定着支援」という形で支援を継続しています。
-EXP立川の特徴を教えてください。
EXP立川は、社会福祉法人SHIPの運営する唯一の「就労移行支援」の事業所です。
就労を考えていらっしゃる利用者様のために、就労に必要なスキルなどを習得する機会を提供したり、継続的に長く就労をするための自己理解を深める場を設けたりしています。
EXP立川では、特に面談に力を入れています。
基本的に1回あたり1時間は取り、長い時には2時間やそれ以上になることもあります。
前職の事業所での面談時間は10分ということも多かったです。長ければ良いというわけではありませんが、今はそれだけ利用者様と向き合っているということになると考えています。
-転職のキッカケや入社理由を教えてください。
前職は就労継続支援B型と言われる、利用者様に実際に働いていただいて工賃をお支払いする事業所に勤務していました。利用者様が一般就労に向けた準備をし、整ったら「卒業」していく。「成長」とも言えるそのプロセスに関わることが自分にとってのやりがいでした。
とはいうものの、B型での支援は、一般就労に向けて短期間でトレーニングをするというよりは、じっくり腰を落ち着けて、まずは「働く」ことに慣れる必要がある段階の方が多い印象です。
そこで次は、2年間という利用期間内での就労を目指すという緊張感のある就労移行支援の場で、一般就労に向けて頑張る利用者様を支援したいという気持ちが大きくなり、社会福祉法人SHIPに入社してEXP立川で働き始めることになりました。
-EXP立川での仕事のやりがいは、どういったところにあるのでしょうか?
就労移行支援という性質上、利用者様には向上心がとてもあります。そして、伸びしろを毎日感じることができています。
支援を通して、利用者の皆さまのできなかったことが「できるようになる点」がやりがいにつながっています。
また、日々おこなっている支援にも、キチンとした根拠をもって提供しているという実感を持てていることも、やりがいにつながっています。
前職では、個人の感覚や経験に頼った支援だったと思います。しかしSHIPに入社してからは、たくさんの研修を受けて「根拠ある支援」を学び、実践することができています。
また、SHIP職員として必須スキルとされている「動機づけ面接法」も日々の支援に役立っていています。
以前は自分の考えありきで利用者様との面談を進めていました。動機づけ面接法では、支援者からの先だしはせず、とにかく利用者様の意思を引き出すことが大事とされています。気持ちをうまく引き出すことができたときは、とても嬉しい気持ちになります。
-最後に、EXP立川の雰囲気を教えてください。
いい意味での緩さがあり、それが居心地の良さにつながっていると感じています。
EXP立川では、就労に役立つ実務的なスキルの習得や、自己理解を深める認知行動療法なども学ぶことができます。
そう言うと、厳粛で規律がかっちりしている印象があるかもしれません。もちろん、利用者様が心地よく通っていただくためのルールはありますが、雰囲気はとても明るく楽しいものです。
個人的には、この雰囲気からくる「居心地の良さ」が、むしろEXP立川のすべての土台となっているような気がしています。
このインタビューだけでEXP立川の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-簡単な自己紹介をお願いします。
EXP立川で就労支援スタッフをしている山﨑です。
-どんな仕事をしているのですか?
就労に関するトレーニングのプログラムの講師や、担当する利用者様の日々の生活の課題について一緒に考える支援員をしています。また、公認心理師と臨床心理士の資格があり、前職では病院の外来で働いていた経験から、利用者様の心理検査(WAIS-Ⅳ)などを行なっています。
-心理のお仕事に興味をもったキッカケなど教えてもらえますか。
もともと中学生の頃から犯罪心理に興味を持っていました。その影響で大学も心理学を専門的に学べるところを選び、資格を取得し、心理職として働き始めました。
前職の病院では、当初、精神障害のある方が安定した日常生活や社会復帰を目的とした「デイケア」で働いていました。患者様とゲームをしたり、お菓子作りをしたりなど、とても楽しい時期でした。
その後、「外来」へ異動になります。外来では、医師の判断が絶対です。指示通りにカウンセリングや心理検査をこなし、医師へその情報を共有する毎日を送っていました。規模の大きい病院でしたが、医師7~8名に対して、公認心理師・臨床心理士は私一人という環境でした。その高い業務負荷から、仕事を続けるのが難しくなり退職しました。
-転職のキッカケや入社理由を教えてください。
病院を退職した後、1年強の充電期間を経て、福祉領域に興味を持ち、EXP立川の求人が目に入って応募しました。
EXP立川で行なわれた二次面接がとても印象に残っています。サービス管理責任者の奥主さんと、主任の奥山さんが面接官だったのですが、まるで漫才のボケとツッコミのようでした。
しかも、ツッコむのが、部下である奥山さんからだったのがとても新鮮でした。病院で働いていたときは、上司に部下が何か言うのは御法度だったので、とても驚きました。
同時に、その様子から事業所の風通しの良さが手に取るように分かり、とても良い印象を受けたのを覚えています。その面接も通過し、現在に至ります。
-EXP立川での仕事のやりがいは、どういったところにあるのでしょうか?
利用者様の「できることが増えていく」様子を見ていると、やりがいを感じます。
EXP立川で働き始めた当初は、前職の医療領域でのアプローチとの違いに戸惑っていました。
「心理職としての仕事」という共通性はあるものの、「症状を治す」ことをメインに考える医療に対して、福祉では「症状や特性のある現状を認め、その上でそれぞれ幸せな生活の送り方を考える」というアプローチになります。頭では分かっているつもりでしたが、つい治療や症状の改善に目がいってしまっていました。
利用者様をどのようにサポートするかを決める「個別支援計画」の作成ひとつとっても、医療寄りになっていた自分の思考回路を組みなおす必要がありました。「病気を治す」「障害特性をなくす」のではなく、「症状や特性を前提として、どう対策を立てて就職に持っていくか」を考える必要があります。
そのために、「ここは就労支援の場」と何度も心の中で唱えていました。
そう意識しながら利用者様と接していくうちに、当初は通所すら難しかった方が、数ヶ月が経つと、継続して通っていただけるようになりました。その利用者様の考え方も「自分はダメだ」と自己否定に走りがちだったものから、「将来はこういうことをしたい!」と前向きなものへと変化していきました。
過去にとらわれて前に進めない状態から、将来の自分に思いを馳せ、就労へ向けて一歩も二歩も踏み出せたその様子を見て、本当に良かったなぁ!と感じました。
-最後に、EXP立川の雰囲気を教えてください。
「ざっくばらん」な雰囲気が魅力だと感じています。風通しが良く、自分の意見を尊重してもらえて、言いたいことは言える文化がEXP立川にはあります。
そのぶん、「自分の意見を持たないといけない」という難しさもあります。ただ、どんな意見であってもみんな傾聴してくれるので、そこに大変さを感じることはありません。
また、利用者様に対しては、最大限その意思を尊重する「見守り」の姿勢が非常に強いという印象もあります。たとえ失敗することが目に見えていたとしても、その失敗を容認し、まずは利用者様の意思を尊重する。
支援は、あくまで利用者様が自走できるようになるのが目的だと考えています。支援する側から口出しをして一時的にはうまくいったとしても、長い目で見るとそれは余計なことです。
そういった視点を持ち続けられているのが、EXP立川の良い雰囲気であり文化だと感じています。
このインタビューだけでEXP立川の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。