第3回 EXP立川 福祉職むけミニ勉強会開催のお知らせ

『よい相談』と『わるい相談』(相談援助の落とし穴と脱出方法)

障害者の福祉・教育の現場に立つみなさんへ

暑い夏とも別れをつげ、過ごしやすい秋との出会いがそこまで来ていますね。第1回・第2回のミニ勉強会に参加して下さった方のご意見を基に、第3回から心理テストから離れて「支援者としてステップアップ」をテーマとして掲げていきます。

相談援助技術って学校や、資格試験のときに勉強したけど、「わすれちゃった…」「実践では、うまくいかない」「机上の空論でしょ」「熱いハートさえあれば、そんなものいらない!」なんて思っている方、または勉強する機会がなかったという方も、意外と多いのではないでしょうか。

EXP立川では、相談援助技術を勉強してこなかった方や、勉強したけど実践ではうまく活かしきれていない方、相談援助技術に対して自信のない方などを対象に勉強会の機会を設けました。

相談援助のポイントをおさらいしましょう!

相談援助では、相手の話を聴くところから始まりますが、「聴く」ということについても、専門職であれば、身につけておくべき基礎があります。相手に意識をむけて話を聴くということを「傾聴」といいます。ただ、話を聞くこととは違います。「傾聴」ができている支援者になると、アセスメントの質が向上し、支援全体の質の向上につながります。

相談相手が話している途中に、以下の①~③ようなことしてませんか?

  1. 自分の経験とリンクさせて割り込んで意見を伝えてしまう
  2. 結果や結論だけにフォーカスを当てて評価してしまう
  3. 「早く話終わらないかな」と思ってしまう

これら①~③は、相手に意識がむいている状態ではなく、自分に意識がむいてしまっていて、「傾聴」が上手にできていない典型例といえます。ひとつでも当てはまることがあったら、あらためて「傾聴」を身につけることをオススメします。

そこで、EXP立川では、9月のミニ勉強会の題材として「相談援助のポイント」を取り上げることにしました。「傾聴」の他にも、相談援助のポイントをお話しながら、相談援助場面でのポイントの活かし方を共有していきたいと思います。そして、相談相手の話から、より良い支援を導いていくための「気づき」を得られるような内容を準備しております。

勉強だけでなく参加者同士の交流も

第3回の 『よい相談』と『わるい相談』 では、基礎的な相談援助技術のポイントと、過去の相談姿勢を照らし合わせることで、より良い相談援助をしていくための「気づき」を体験し、支援者として成長する場をみなさまと共有いたします。また、ミニ勉強会のあとは、学びの機会を共有したもの同士での、交流会も企画しております。

何かうまくいっていない方も、すでにうまくいっている方も、EXP立川ミニ勉強会に参加して、『気づき』を得て『学び』を体験し、さらに『新しい支援ネットワーク』づくりを一緒にしていきませんか?

開催日時 平成29年9月29日(火) 18:30~20:00
会場 EXP立川(立川市錦町2-1-26 Nビルディング302)
内容
  1. よくある失敗談
  2. 相談のキホン
  3. 心がけたいポイント
  4. 質疑応答
講師

臨床心理士、心理学検定特1級、ひきこもり支援相談士、認定マインドフルネスカウンセラーを取得現在、社会福祉法人SHIP就労移行支援事業所「EXP立川」の主任トレーナーに着任。

対象者 市役所障害福祉担当者、特別支援学校・学級教諭、ハローワーク障害者担当者、障害者相談支援専門員 など
申し込み方法

下の「お申し込み・お問い合わせ」ボタンより、専用フォームにご入力いただき、確認後、「送信」をお願いします。

※見学・体験のお申し込みにチェックを入れ、プログラム名は「福祉職むけミニ勉強会」をご選択ください。

勉強会について

ご不明な点が御座いましたら、お気軽にお問い合わせください。